オートメーションで乗り切る日本の夏 ☀️💧
Amazonのアソシエイトとして、Smart Home Laboは適格販売により収入を得ています。
日本の夏といえば、ただ暑いだけではなく「湿気」との戦いでもあります。
外に出ればまるで空気の中を泳いでいるようなじめじめ感。部屋の中にいても、放っておくと壁や家具、寝具までじっとり湿ってしまいます。
今年の夏、私はただ我慢するのをやめて戦うことにしました。
武器は Home Assistant(ホームアシスタント) といくつかのスマートデバイス。
そのおかげで、気まぐれでうるさい古い除湿機をスマートホームの仲間にすることができました。
🥵 敵:我が家の古い除湿機
Section titled “🥵 敵:我が家の古い除湿機”私の除湿機はかなり原始的なモデルです。
Wi-Fiもアプリもなく、スケジュール機能すらない。電源ボタンとタンク、あとは気分次第で動くか止まるか…。
クセは2つ:
- 突然止まる — 水タンクが満水のときは理解できますが、それ以外でも勝手に休む。
- 電源ボタンの挙動が一定じゃない — 止まった理由によって、再起動に1回押せばいい時と2回押さなければならない時がある。
しかも かなりうるさい。一晩中つけているとトラックのエンジン音の隣で寝ている気分になります。
でも…除湿力は抜群。捨てるのはもったいない。そこで、脳みそを与えることにしました。
💦 ステップ1:タンク問題を解決
Section titled “💦 ステップ1:タンク問題を解決”まずは一番シンプルな問題から。
除湿機には連続排水用のホース口がついていたので、ホースを繋いで直接排水口へ。
これで夜中にタンクを捨てに行く必要はなくなりました。
🤖 ステップ2:ボタンを押してくれるロボット
Section titled “🤖 ステップ2:ボタンを押してくれるロボット”次の問題は「電源ボタン」。ただコンセントのオンオフだけでは復帰しない時があるため、物理的にボタンを押してくれる仕組みが必要でした。
そこで使ったのが SwitchBot Bot 。小さなロボット指が、代わりにボタンを押してくれます。
これで「押す」動作を完全に自動化できました。
⚡ ステップ3:本当に動いているか確認
Section titled “⚡ ステップ3:本当に動いているか確認”とはいえ、押すだけでは不十分。
「ちゃんと動いているのか」を確認しないといけません。
そこで 電力計測ができるスマートプラグ を使いました。テストしたところ:
- 電源投入後、実際に稼働するまで約1分かかる
- 稼働中は 30W以上を消費する
この2つのポイントで「稼働中」か「サボり中」かを見分けられるようになりました。
📊 ステップ4:動かす条件を考える
Section titled “📊 ステップ4:動かす条件を考える”常に動かすのは非効率。そこで条件を設定しました:
- 湿度センサー — 部屋に複数設置して平均値を計算。湿度が62%以上で動作、60%以下で停止。
- 天気予報連携 — MET天気インテグレーション を使って雨をチェック。外が土砂降りのときに除湿機を動かすのは無駄。
- 在宅状況 — Home Assistantアプリでスマホの位置情報を使い、家にいないときは動かさない。
- 時間帯 — 朝9時半~深夜0時までOK。それ以外は睡眠優先。
🛠️ ステップ5:すべてをオートメーション化
Section titled “🛠️ ステップ5:すべてをオートメーション化”最後にこれらをHome Assistantの自動化でまとめます。
15分ごとに条件をチェックし、必要ならオン、不要ならオフ。
用意した Home Assistant ブループリント を使うことができます!
もう除湿機をお世話する必要はありません。 タンクを確認したり、ボタンを押したり、うるさい音に悩まされることもなくなりました。 部屋の湿度は安定し、壁が汗をかくこともなし。しかも夜は静かにしてくれるので快眠も確保。
この仕組みは エアコン に応用することもできます。湿気だけでなく猛暑対策にも効果抜群です。
日本の夏は厳しい。 でもHome Assistantを使えば、シンプルな家電も賢く進化させることができます。
湿気は容赦ないですが、オートメーションもまた容赦なく働いてくれます。 今年はついに「快適な夏」を勝ち取りました。